軟膏で気を動かす体験・「気」の薬草講座1
あれから私は肩こりや首筋が張って辛い時や寝付きの悪い時に愛用しているのですが、何人かに差し上げて気持ちの鬱々から助けられた人もいます。
この軟膏は「気」を動かすのですが、身体に溢れすぎる人からは、抜いてくれるので「スーッと涼しい感じがする」という感想、足りない人は外から「気」を入れてくれるので「温かい感じがする」という感想。気の多い少ないに問題がない健康な人は、なにも感じない、面白くない人もいます。
日々、体調は変化するので、やることいっぱいで緊張し寝不足で気が上がって肩こりと頭痛がひどい日はスーッと涼しくなり、疲れ切って食欲もない日は暖かく感じるんです。
当日は梅雨明け前、気圧で頭痛の人も数人。
「気圧症なのでしょうがないんです」という人に、「てい鍼」という刺さない針を使って、先生が実際に「気」を調節すると、頭痛が治まるという体験をしてもらいました。
肩こりがひどくて盛り上がっている人も、「気」を抜くことで鉄板が入っているような硬さが柔らかくなっていく体験もしてもらい、皆で触ってみて硬→柔の変化を確認しました。
「てい鍼」もいつかは使えるようになると良いですが、「気」を動かすには、まず軟膏を使うことからが第一歩です。
ベースになるのはワセリン。粘りが強くてなかなか難しいのですが、「練ごまを扱いなれているから」ってビーカーに鮮やかな手さばきでワセリンを入れていく精進料理の先生。素晴らし~(パチパチパチ)
薬草を調合して湯煎で、、、。
薬草それぞれの香りもよいのですが、合わさるとなんとも気持ちの良い香りに変化するの楽しい。私など、この香りが大好きすぎて、アロマの代わりに鼻の下に塗ってリラックスを楽しむこともあります。
固まり始めたら、それぞれの容器に入れて完成。
塗ってみて、自分が温かく感じるか、涼しく感じるか試してワイワイ。楽しい時間です♪
講座中に何度も色んな組み合わせのお茶を作っては喉を潤してもらいます。
毎日違うのですが、この時は左上から時計回りに「柿の葉、羅漢果の種、チガヤの根っこ、びわの葉、アカツメクサの花、アカメガシワ、桑の葉、そして真ん中がキンミズヒキ」8種類の少し甘めのお茶になりました。
講座中はなかなか語らう時間がないので、夕食は持ち寄りで交流会にしています。
この回は、精進料理の先生と豆腐マイスターの先生、古民家に住みこんな見事な切溜(入れ子の器)を持つ友人が揃って、素敵な夕食会を開いてくれました。
持ち寄りパーティーはメンバーによって色んなお料理が並ぶので、密かな楽しみ♪
これは別の友人が持ってきてくれたお料理でしたが、干したイカを一日かけて戻して、お芋と共に、にんにく入りのお醤油味の煮物。個人的に気に入った一品でした♪
講座は、軟膏を作って気を動かす体験をした後、モグサ作りからのお灸の勉強へと続きます。「気の薬草講座2」へ。
0コメント